学会研究プロジェクト調査協力者募集

2019年度末まで本プロジェクトの調査、測定は対面で行ってきましたが、COVID-19感染予防を考慮し、下記のようにwebで実施する調査に参加していただける方を募集しています。

参加条件
①大学生以上の競技選手を対象に栄養サポートを実施している方
②対象者のチーム責任者(指導者)に調査研究の協力が得られる方
調査の詳細
応募者の皆様が主体となってサポートされているチームへWeb調査を実施します。調査結果はサポートに活用、データを使用して学会発表・論文執筆が可能です。Web調査は選手の「基本情報」および「食習慣・食環境」に関する65問程度の質問で構成されます。「基本情報」は競技名、生活状況、トレーニング状況、就寝時間等が含まれます。「食習慣・食環境」は普段の食事・食環境、食知識、食情報の収集の状況、新型コロナウイルスに関連する質問等が含まれます。本調査で得られたデータは、今後、アスリート個人および競技別の食環境面における課題を検討するための基礎資料となります。調査の詳細は こちら をご確認ください。
申し込み
下記のgoogle formに必要事項を記入の上、申し込みをしてください。
https://forms.gle/P5s2o1Z3NAfmtmXn8
募集期間
2020年9月~12月 *応募された方から順番に担当者よりご連絡いたします。
*COVID-19感染予防を考慮した調査方法となっております。
*質問等の連絡はisak.jwgk@gmail.comへご連絡ください。
*感染予防対策を取ったうえで、身体計測も可能な場合は、ご相談ください。

2019年度までの進行状況

2017年度より、コア・メンバーにより研究計画を作成し、2019年8月25日の第6回大会時に、研究プロジェクト参加の説明会を実施し、73名の方の出席をいただきました。説明会に参加できなかった7名を加えた80名の方には、随時、情報提供を行っています。

2019年9月22日〜2020年2月16日の間で、17チームにて、調査(web調査のみ1チームを含む)を終了しています。

現時点のコア・メンバーは以下の通りです。
髙田和子(国立健康・栄養研究所、現:東京農業大学)、木村典代(高崎健康福祉大学)、香川雅春(女子栄養大学)、岩本沙由美(東洋大学)、横道渉(自衛隊体育学校)、井上瞳(高崎健康福祉大学)、佐藤愛(立命館大学)

2017〜2020年度学会研究プロジェクトの概要

将来的な学会プロジェクトのあり方やルールを検討するとともに、研究プロジェクトとして、学会員が活用可能なデータベースや調査票の検討、学会員が研究に参加できる場の提供、成果の発表のサポートを目的としています。
現在は、下記の2項目の調査を行っています。

① 身体計測
詳細かつ高い正確性で幅広い競技種目のトップアスリートの皆さんの身体的な特徴を調査し、競技種目別の身体計測値や体組成値、そして様々な指数を発表することを予定しています。これらの情報はジュニアアスリートも含めてパフォーマンスを維持・向上させる際の参考値として活用していただけます。そして日本人アスリートのパフォーマンスをさらに高めるための身体的な要因の検証を目的とした外国人選手との比較などの研究にも活用していただけたらと考えています。
測定部位は、身長、体重、8部位の皮下脂肪厚、5部位の周径、そして2部位の幅径です。身体計測は比較的安価かつ携行性に優れた計測機器を用いるため、利便性に優れたアセスメント法です。身体計測からは選手の身体サイズやプロポーション、皮下脂肪分布などを実測値から把握することができますが、これらに加えてボディ・マス・インデックス(Body Mass Index: BMI)やウエスト・身長比(Waist-to-Height Ratio: WHtR)などの指数を算出することで、選手間や集団間の比較を容易に行うことができます。

② 食習慣・食環境に関する調査
質問調査は「基本情報」と「食習慣・食環境」の2項目からなっています。「基本情報」は性・年代のほか、競技や練習の状況、競技に対する価値観、トレーニング状況、身体の状況などについての質問です。「食習慣・食環境」は、普段の食事の内容、どこで食事をするか、外食・コンビニエンスストアなどの利用状況、サプリメントなどの利用状況、食事に関する知識、情報源などについての質問です。現在は、それぞれの会員がその時々で質問を作成して使用していることも多いと思います。本プロジェクトでは、今回、使用している質問内容を整理し、必要に応じて、会員の方が同じ質問項目を使用できるようにします。また、このプロジェクトで得られた結果を公表することで、各会員が得たデータを比較することができるようにする予定です。