
柳沢香絵(相模女子大学)
このたび、日本スポーツ栄養学会19、20期の会長を引き続き拝命いたしました。前期に引き続き本学会の運営に携わるにあたり、その責任の重さを改めて感じるとともに、これまで本学会を支えてこられた歴代の会長、役員、事務局の皆さま、会員の皆さまのご尽力に深く感謝申し上げます。
本学会は、NPO法人化から約20年を経て、学会運営体制も整い、各種事業を安定して実施できる段階に至っております。一方で、スポーツ栄養学を取り巻く社会的期待は一層高まっており、本学会には、これまで以上に重要な役割が求められています。このような状況を踏まえ、19、20期は学会の基盤を活かしつつ、学会としての機能を一層高めてまいります。
本学会の長期的な目標は、国内における応用的・実践的なスポーツ栄養学の基盤を構築し、その発展を推進することです。その実現に向け、19、20期では、スポーツ栄養学における応用的研究の成果の発信、スポーツ現場における実践活動報告の推進など、スポーツ現場に還元可能な知見の蓄積を継続し、研究と実践の好循環の強化を目指します。
また、研究誌、サプリメント号やホームページ等の学会の媒体を通じて、知見の共有と集積を進めるとともに、得られた知見を広くわかりやすく発信する仕組みについて検討を進めてまいります。
さらに、将来のスポーツ栄養学を担う人材の育成、とりわけ若手研究者、実践者、学生会員への支援を一層推進してまいります。その一環として、本学会としての査読の規範作成および、その教育の機会の提供にも取り組んでまいります。
加えて、公認スポーツ栄養士の養成に加え、資格取得後も継続的に学び、専門性を高め続けられるよう研修等の各種講習会の充実を図ってまいります。
また、国外のスポーツ栄養学、国内の健康科学、スポーツ医・科学関連組織との連携においてはより有機的な関係を築いてまいります。
最後になりましたが、学会運営および定款に定められた事業全般を、将来に向けて発展的に持続していくため、将来構想検討会議も立ち上げ、検討を進めてまいります。
会員の皆さま一人一人の知見と経験が結集することで、学会としての力はさらに高まり、スポーツ栄養学の発展と社会への貢献につながるものと考えております。今後とも、皆さまと共に学会の成長を築いていけますよう、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。