学会のご案内 Guidance

会長挨拶Greetings

 元号が令和に変わり、そして東京2020を目前に控えたこの年にNPO法人日本スポーツ栄養学会会長に就任しました高崎健康福祉大学の木村典代(きむらみちよ)です。どうぞよろしくお願いいたします。本学会は、スポーツ栄養学における研究の促進と情報提供、専門家の教育・養成、そして選手の競技力向上、国民の健康維持増進を寄与することを目的とし、12年前にNPO法人化し、6年前に研究会から学会へと成長し今日に至ります。NPO法人化の前年度は会員数500名にも達しておりませんでしたが、現在では2000人を超し、わずか12年間で4倍にも会員数を増やすことができました。
 本学会がこのように急成長を遂げたその背景には、日本スポーツ協会と日本栄養士会の共同認定資格である公認スポーツ栄養士養成が平成20年にはじまり、一気にスポーツ栄養への関心が高まったことがあげられます。この事業に尽力してくださった本学会の理事の先生方や関係組織の皆様の努力があってのことです。
 その一方で、スポーツ栄養学における研究の促進と情報提供に関しては、今後、学会として一層の努力と研鑽が必要になる部分であると考えています。本学会の特徴の一つとしてあげられることは、スポーツ栄養学の基礎研究を担う研究者とスポーツ栄養の現場で実践活動を精力的に実施する栄養士が共存していることです。
 研究者は新たな手法・指導法を提案する。現場の栄養士はそれを現場の実情に合う手法へと改良・実施する。そこから新たな問題や研究テーマを見出すことにつながる。このサイクルを円滑に回していくことこそがスポーツ栄養学の発展のために必要不可欠なのです。つまり、現場の栄養士の一人一人がスポーツ栄養学の基盤を高めていくための一人者であるという意識を持って、症例報告・実践活動報告を行うことが重要となるのです。
 新体制においては、このスポーツ栄養学の基盤を高めていくために、学術事業を強化するための組織をつくりました。そして、学会員の皆様にもそこへ積極的に参加していただけるような仕掛けを考えていく予定でおります。そのためにも、学会事業そのものの見える化を短期目標に掲げ、風通しのよい学会運営を心掛けたいと思っております。
 学会運営には、学会員のみなさまのご理解と協力が必要となります。日本のスポーツ栄養学発展のために、どうぞお力をお貸しくだしますようよろしくお願い申し上げます。

第13・14期会長
木村 典代

設立の趣旨Establishment

特定非営利活動法人 日本スポーツ栄養学会の設立趣旨

 スポーツ栄養とは、競技スポーツから健康運動や歩行などのありとあらゆる身体活動に伴うエネルギー、栄養素、水分等の必要量の増加に対応するための知識を集結させた分野である。生活習慣病の予防のために、1に運動、2に食事といわれるように身体活動時における栄養摂取に大きな関心を得ている。また、子どもの遊びやスポーツから高齢者の余暇活動まで、国民の健康の維持・増進のために必須の分野である。
 しかし、スポーツ栄養というと健康食品やサプリメントの利用を進める分野であると間違った認識をもたれていることが多い。これは、日本において正確なスポーツ栄養に関する情報提供先が確立されていないこと、スポーツ栄養の知識を有した管理栄養士・栄養士・スポーツに携わる専門家の数が少ないことが原因と考えられる。
 この問題について、スポーツ栄養に関する情報等を取りまとめ、スポーツ栄養の知識を有した専門家の育成を図り、国民に正確な情報や知識を提供できる団体が必要であると考える。
 そこで、広く一般市民を対象として、スポーツ栄養学領域における研究の促進と情報交換を図ること、スポーツ栄養に関する高い専門性を有した管理栄養士、栄養士及びスポーツに携わる専門家の教育・養成を図ることにより、スポーツ栄養学を進歩・普及させ、選手の競技力向上、国民の健康増進、スポーツの発展に寄与するという目的を達成するために設立した。

目的Purpose

 本学会は、広く一般市民を対象として、スポーツ栄養学に関する情報提供、スポーツ栄養学領域における研究の促進と情報交換を行うとともにスポーツ栄養学に関する高い専門性を有した管理栄養士、栄養士及びスポーツに携わる専門家の教育・養成を図ることにより、スポーツ栄養学の進歩・普及や、選手の競技力向上をはかり、もって国民の健康増進、スポーツの発展に寄与することを目的としています。

学会の歴史

沿革

  • 2004年10月20日 第51回日本栄養改善学会自由集会にて「日本スポーツ栄養研究会」を設立
  • 2005年3月19日 国立スポーツ科学センターにて第1回全国研修会を開催
  • 2005年3月20日 女子栄養大学 松柏軒にて、第1回全国会議を開催
  • 2006年7月1〜2日 女子栄養大学(東京・駒込キャンパス)第2回全国研修会を開催
  • 2007年6月21日 「特定非営利活動法人 日本スポーツ栄養研究会」として東京都により認可
  • 2008年6月 (財)日本スポーツ協会と(社)日本栄養士会の共同認定資格
    「公認スポーツ栄養士」養成を開始
  • 2013年12月6日 「特定非営利活動法人 日本スポーツ栄養学会」として東京都より認証

歴代会長

期 間 会 長
日本スポーツ栄養
研究会
2004年10月20日〜2007年7月6日 田口 素子
NPO法人
日本スポーツ栄養
研究会
2007年7月7日〜2009年7月10日 田口 素子
2009年7月11日〜2011年7月1日 鈴木 志保子
2011年7月2日〜2013年7月5日 鈴木 志保子 再任
NPO法人
日本スポーツ栄養学会
2013年7月6日〜2015年7月4日 鈴木 志保子 再任
2015年7月5日〜2017年8月19日 髙田 和子
2017年8月20日〜2019年8月23日 髙田 和子 再任
2019年8月24日~ 木村 典代

歴代大会・大会長

開催地 大会長(所属) 開催年 会 期
1 東京
(学術集会)
田口 素子
(日本女子体育大学)
2007 平成19年7月7日〜8日
2 群馬
(学術集会)
木村 典代
(高崎健康福祉大学)
2008 平成20年7月5日〜6日
3 神奈川
(学術集会)
鈴木 志保子
(神奈川県立保健福祉大学)
2009 平成21年7月11日〜12日
4 兵庫県
(学術集会)
餅 美知子
(園田学園女子大学)
2010 平成22年7月9日〜11日
5 神奈川
(総会・教育講座のみ
実施)
中止
(神奈川県立保健福祉大学)
2011 平成23年7月2日
6 岩手
(学術集会)
吉岡 美子
(いわて県民情報交流センター)
2012 平成24年7月6日〜8日
7 神奈川
(学術集会)
亀井 明子
(神奈川県立保健福祉大学)
2013 平成25年7月5日〜7日
8 東京 田口 素子
(早稲田大学)
2014 平成26年7月11日〜13日
9 滋賀 海老 久美子
(立命館大学)
2015 平成27年7月4日〜5日
10 愛媛 津田 とみ
(徳島文理大学)
2016 平成28年7月1日〜3日
11 東京 小清水 孝子
(大妻女子大学)
2017 平成29年8月18日〜20日
12 京都 石井 好二郎
(同志社大学)
2018 平成30年7月21日〜22日
13 東京 寺田 新
(東京大学)
2019 令和元年8月23日~25日
14 宮城 藤井 久雄
(仙台大学)
2020 令和2年7月4日~5日(予定)
15 神奈川 柳沢 香絵
(相模女子大学)
2021 令和3年8月20日〜22日(予定)

活動内容

  • スポーツ栄養ベーシック講習会開催(12月)
  • 総会・学術集会開催(7〜8月)
  • メールニュースの送付(随時)
  • 研究誌発行(年1回)
  • 各種スポーツ栄養普及活動
  • 公認スポーツ栄養士養成専門講習会開催
  • (公社)日本栄養士会、(公財)日本スポーツ協会と連携して公認スポーツ栄養士養成事業を行っています。